17歳よさようなら。

加護ちゃんのライブに行ってきました。
店員さんに案内された席はパーカッションのすぐ脇です。
紳士・淑女ばかり、ヲタ臭の全くしない落ち着いた客層です。
それでも醸し出すものがあるのでしょう。
背広姿でも「このひと、ヲタさんだな。」ってかたもいたり。w
食べ物をオーダーしようと思ったのですが、歌が始まったら食べられる雰囲気じゃなくなるのだろうなって止すことにします。
ブランデーが欲しかったのですが見当たらなくて、仕方がないのでバーボンをお願いしました。
落ち着いた衣装で現れた加護ちゃんは、可愛いというより美しかった。
今まで魅せなかった一面に「こんな加護ちゃんもいいなあ。」と思いつつ、至近距離に彼女がいるという今までにないシチュエーションに緊張です。
(普通にしてても、やたら視線がぶつかるんですもの)
MCが良かったですね。
話題が支離滅裂だったり、自分の振ったネタに自ら感激してみたり、表面的に大人らしく変化していても内面はあいぼんのままだなあって。
娘。の頃のイメージがよみがえって親近感が湧いてきます。
緊張していた気持ちが和んで懐かしさが溢れました。
ふと、ジャズが目的で来ているオジサマがたにこの天然さはどう映るのだろうと余計な事が頭をよぎります。
周囲を見渡してみましたが結構ウケているようです、安心しました。
歌は上手です、アニメの声優のような声質で心に素直に伝わってきます。
技巧を凝らして歌う姿が思い浮かばなくって、これが彼女”らしさ”なのかなと思ってみたり。
まったりした時間が過ごせました。
「まだ、私はスタンダードしか歌えませんけれど…」
誰もが聞き流してしまう言葉だけど、最も心に残った言葉です。
この部分に彼女の心というか、展望(夢)が垣間見えた気がしました。