ジャズとアイドル。

加護ちゃんのライブに行ってみるか。
そう思い立ち、会場となるライブハウスのウェブページからチケットを予約しました。
加護ヲタに先行されてチケットの入手は困難かな。
なんて思いつつ、ものは試しと申し込んだのですがあっさり予約できてしまった。
代金の振り込みが煩わしかったので仕事帰りに会場へ立ち寄ることにしました。
ライブハウスは、以前、あやナイが開催された会場にほど近い建物だったのですんなり到着できました。
店内に入ってみると、何だか洋風居酒屋さんっぽくって少々面食らいました。
こじんまりした部屋の片隅に楽器が置かれ、客のために誂えられた机と椅子が楽器の周囲に散りばめられる格好で置かれています。
人気のあるお店のようで席は殆ど埋まってみえました。
ライブのない日のライブハウスってこんな感じなのかな。
それとも、こんな雰囲気のなかで彼女は歌うのかしらん。
歌っている彼女を思い浮かべて少々感傷的になりました。
でも、それは思い違いなのかもしれないです。
もう、彼女はあいぼん(アイドル)じゃないから。
加護亜依というジャズ・シンガーなのですから。
薄暗い照明と、心に沁みる旋律と、哀愁のこもった歌声と。
表現者の傍らで、その全てと触れ合うことで、客は一瞬の癒しに浸れる。
それが、ジャズという音楽なのかもしれない。
そんな事を想いながら、チケットを受け取って店を出ました。