We are Buono!

ファミリー席のチケットが取れなかったので久しぶりのスタンディングです。
雨降りの中で整理番号待ちするのが億劫だったので開演ギリギリに会場入りしました。
今回、不覚というか全く出遅れまして、新譜が何も聴けていない状態でライブ入りしたわけですが、逆にそれが良かったのかもしれない。
かなり激しかったですね、今までのライブで最もロックしてたんじゃないのかな。
充満した熱気と、共鳴するサウンドと、会場内を明滅し駆け回る照明と、そういった諸々が渾然一体となって溶け込んだ波動のせいか、ただ観ているだけで息苦しくなってきます。
歌も、ダンスも全力疾走なのに、声が出てないと客を煽る余裕。こんなハイペースがよく持続できるものだなあ、と彼女たちの若さにひたすら感心してました。
衣装も凝ってましたね、ウェイトレスをイメージしたものや、豹をイメージしたもの(豹というよりも「うる星やつら」のラムちゃんみたいだった)、イギリスの国旗柄みたいなのが貼り付いているのもあって、大人らしいヘアスタイルに相まって彼女たちの魅力を惹き立ててました。
彼女たちをデビューから追ってきて感じたこと。
Buono!の個性(内在しているパワー)はひとりのプロデューサーによってどうこうできるシロモノと違います。
底が感じられないくらいの潜在能力を秘めているのが彼女たちであり、ひとりのプロデューサーがそれを占有するのは才能に枷をはめることにしかならないです。(断言)
彼女たちは楽器です。
たくさんの作り手がBuono!という楽器を使ってそれぞれ思い描くロックを奏でてみればいいと思うのです。
彼女たちは、作り手のイメージをなぞるようにどんな風にでも情景を描き出してくれると思います。