ブギの女王。

遅ればせながら、服部良一さんトリビュートアルバムの話題について。
参加アーティストの選考、選曲に構想二年をかけたという大仕事に参加できた亜弥さん。
それは幸運とか、快挙とか、そんな場当たり的なものではなく、彼女の能力の高さが業界に認知されている証だと思っています。
亜弥さんが歌う「ラッパと娘」は笠置シズ子さんが歌った曲。
彼女は以前「夢・音楽館」という番組で笠置さんの「買物ブギ」を歌ったことがあり、もしかしたらそれの印象からお声がかかったのかもしれないですね。
亜弥さんにしてみれば乞われて歌った曲、けれどそれが周囲の笠置さんをよく知るひとたちの心を動かしたのだと思うのです。
一つの歌がきっかけになって二人の歌手の距離が狭まり、その波紋が出会うはずのなかった沢山のひとを結びつけていく。
古き時代に生きたひとは松浦亜弥のなかに往年のアイドルの姿を蘇らせ、現代を生きる若者たちは松浦亜弥を通じて本来なら聴くことがなかったであろう名曲に触れて心を豊かに拡げていく。
そうやって人々の間に無限に拡がっていく波紋の不思議を想うとスゴいなって感じます。
けれど、そうやって出来たひとの縁ってかなり素敵だと思うのです。