続「☆☆☆」（みつぼし）

このアルバムは一見アイドルチックだけどアーティストの域にあると思う。
バラードの時は優しく切なく、ハイテンポになればレベルが振り切れるほどの高みで歌ってる。
小春ちゃんが（きらりちゃんなのか）歌いながらステージを駆けまくっている姿が浮かぶ。
それがイメージ出来る事こそアーティストへの第一歩といえるからだ。
「Spaghetti」が最高、もっとヘヴィなアレンジにしても良いと思う。
でも、この曲が真価を発揮するまでにはもう少し時間がかかるかな。
幼いが故にうまく表現できないフレーズってあるんだよね、やっぱり。
ヤバイ、本気で小春ちゃんにハマりそうだ。
そして、このアルバムに亜弥さんが真正のアーティストになるためのヒントがある気がする。
小春ちゃんの魅力を此処まで増幅出来た理由はやはり楽曲にあったと思う。
それぞれの楽曲がお芝居の台本であるとしたなら今回のアルバムは複数の脚本家が彼女を輝かせるために様々な物語を書いたといえるのではないか。
つまり、今の亜弥さんには物語の書き手が足りないのだ。
楽曲の提供者を募り自分が思う松浦亜弥を書いて貰う。
その一曲一曲がまるでダイヤのカット面のように様々な色彩で彼女を輝かせる事だろうと思う。
亜弥さんの次のアルバムがそうであって欲しいと願う。