大帝の剣

近頃、こんな話題ばかりですが。（汗
夢枕獏先生の「大帝の剣」が映画化される事を知りました。（ここ参照）
主人公の万（よろず）源九郎に阿部寛さん。
舞姫役に長谷川京子さんです。
この物語は時代伝奇に属するのですが、全くの荒唐無稽というか、作者の夢枕先生も時代背景なんぞ知ったこっちゃないと本書のあとがきで述べたほどの代物です。
大男の剣豪が所持している大刀はオリハルコンで出来ているし、豊臣のお姫様はエイリアンに憑依されているしと何でもござれです。
原作の通りであれば万源九郎は筋肉隆々の大男でなければなりません。
格闘家さんの誰かに主役をさせるわけにもいかないですし、阿部さんの大河ドラマ「義経」での鬼気迫る演技からすればこの配役は間違っていないと思います。
夢枕先生は原作の世界観を大切にする方なので作品がなかなか映像化されないのですが、敢えてこの作品というところに何か大きな意味があるのかもしれません。
夢枕先生があとがきの最後にいつも書かれていた一言を付記させて頂きます。
「後悔はさせねェ　この物語は絶対に面白い。」