名優

「小児病棟の奇跡」をやっと入手出来ました。
映像のなかの彼女は幼かったけど、どっしりとした存在感がありました。
幕が上がってから下りるまでの間、自分の役柄があたかもその場に存在し振舞っているかのように、観客に錯覚させ続ける事が出来たとしたなら、その役者は名優なのだと思います。
物語が進行するうち、自分は亜弥さんを意識しなくなっていました。
孤独感から自暴自棄になり、家族の愛に支えられて立ち直っていく女性、自分の目にはより子さんが映ってました。
そういえば、亜弥さんのこういった演技を久しく観てないです。
アットホームな役ばかりが彼女にまわって来るようになったので物語にのめり込めなくなりました。
亜弥さんが演じる大人の女性って興味ありますよね。
来ませんかねえ、そういうお仕事。

追記:

「頑張れって励まされるけど、あんたに私の気持ちの何がわかるのって思う。」
「自分のために言ってくれているのは分かってる、でも、それ自体が重荷になることがあるの。」

映像を観ていて、以前、亜弥さんが漏らした言葉を思い出しました。