名曲

「天使の歌声〜小児病棟の奇跡〜」で検索されてこちらへ来られる方がみえます。
残念なことに自分はこのドラマが観られなかったです。
再放送の時だってうちの地方には流されなかったですし。
それでも亜弥さんが歌うシーンの映像だけは入手出来てます。
あの映像には笑わない亜弥さんがいます。
自分が大好きな表情です。
彼女の周りには沢山の子供たちがいました。
生きるために今を頑張っている子供たち、生きたくてもそれが叶わなかった子供たち。
誰もが彼女のピアノに聴き入っていました。
自分にとって「ほんとはね。」はとても想い入れが深い曲です。
詞の背景を素直に飾らず歌うより子さん。
自分の境遇を詞にのせて物悲しく歌うソニンさん。
そして、映像の中でより子さんに成り切って淡々と歌う亜弥さん。
同じピアノの弾き語りなのに伝わってくるものが三様全然違うんですよね。
歌い手によって、歌に込められる魂によって、この曲は違った背景が伝えられるのかもしれません。
こういった特徴を持った曲ってポップスには珍しいのと違いますかね、シャンソンとかならありそうですけれど。
「名曲」って表現を自分もよく使うんですが、本当の意味の「名曲」ってこういう曲の事を言うのではないのでしょうか。