追悼番組

題名のない音楽会21」で本田美奈子さんを観ました。
自分はアイドルの頃の彼女しか知らなかったので声量の違いに驚かされました。
あの頃、全力だったマリリンが全く余裕で、しかも奥行きが感じられましたから。
マリリンは難しい曲でした。
カラオケで歌おうとしても思ったように歌えない曲でした。
それをデビュー曲として歌っていた彼女の歌唱力は当時話題でしたね。
今にしてみれば、彼女にとってマリリンは単なる通過点だったわけです。
「彼女にはどんな役割があったのかな…まだまだ、これからだったのに。」
美奈子さんが歌う姿を観ながらそんな事を考えました。
余談ですが、
こういった素晴らしい映像を観ながらでも、それをハロプロメンバーと比べてしまうのはヲタの悲しい習性ですかね。
「ああ、それで圭ちゃん舞台女優になったんだね。」
彼女の声質は舞台向きだったのではと勝手に解釈して納得したりしてました。
亜弥さんにここまでは望みません。
美奈子さんと彼女では歌の方向性が違う気がしますし。
亜弥さんがこれから歌で大成していくのであれば美空ひばりさんのようにって気がします。
もちろん、美奈子さんのように成ってくれたのであれば大感激ですが。
話を戻します。
真正の美奈子ファンにとって彼女の急逝はどれほどの衝撃だったのでしょう。
これが亜弥さんだったら、自分だったらって、思い浮かびませんもの。
本当に心中お察し致します。
彼女の最後のアルバムは売れすぎて製造が追いつかないとか。
自分はこういう売れ方が嫌いです。
直木賞受賞の時もそうですが、こういう時に必死になる人って内容に惚れ込んで購入するわけじゃない。
みんな話題にしてるからって興味本位です、ミーハーなだけです。
それでは彼女があまりにも可哀想な気がします。
ま、こういった人たちばかりだから世の中は成り立っているんでしょうけれどね。