大団円


十一年続いた「封殺鬼」シリーズがついに完結しました。
霜島ケイ先生、長い間ご苦労様でした。


この物語と、以前紹介した桑原水菜先生の「炎の蜃気楼」シリーズが私のお気に入りだったのですが、(さらに遡ると、平井和正先生の「幻魔大戦」シリーズとかもありますけど)私がハマる物語ってどこか結末が似ているんです。
別々の思惑で動いていた登場人物が強大な敵と戦うために団結する、一種ハルマゲドン的な結末になるのです。


そもそも、人間が主人公の小説読まないですからね。
神だの、悪魔だの、妖怪だの、怨霊だの、そんなもんばっかり読んでいるから。
でも、人間じゃない主人公が人間以上に悩んだりする、その部分に惹かれるんですよ。


あとがきを読んでみれば、この物語ってば別シリーズとしてまだまだ続きそうなニュアンスでした。
マジ期待しちゃってよいかなあ。