胸の中にあるものを吐露してみる。


今回の件は自分的にうれしいとは思えない、周囲に耳を傾ければお似合いだそうだ。
されど、年頃の女の子が同世代の男の子に惹かれるのは当然であり正常という事も自分は理解している。


最大の関心事は彼がきちんとした男性かどうかということだ。
「きちんとした」という表現は曖昧なので、それを「真摯かどうか」と定義づけてみる。
要するに本気かどうかということなのだが。


自分の部屋に彼女を呼びつける(行きがかり上で彼の部屋に御呼ばれだったかもね、言い方悪くて申し訳。)という行為を私はした事がないが、世間一般の男性はそういうものなのかもしれない。


亜弥さんは本気なのだろう、そもそも女性が夜中に一人で男性宅を訪れることはそれなりに親密でなければできない。
まあ、相手が病気で臥せっている時に例外的に来てくれるやさしい女性も世間にはいるだろうけれど。


亜弥さんの通常の言動をもとに彼の人物像を推し量ってみればきちんとした男性であるといえるのだろう、亜弥さんの感性が大人びているからだ。


ただ、亜弥さんには危険な一面がある。(自分はそう思っている)
弾みがついたなら周囲の事情に関係なく最後まで突っ走ってしまう性質だと思っている。
もしそうであったなら、そして彼の気持ちが亜弥さんの想いほど熟していなかったとしたなら、この恋は彼女にとって可哀想でしかない。


それも人生勉強か、その経験が彼女の歌に生かされるのか。


自分は歪だと思う、殊更、恋愛という感情については。
そもそも、今の若者にとって恋愛はそんなに畏まったものではないのだろう。
完璧に父親の思考になっている、それでも若者の感性が理解できないわけではない。
おじさんでありながらアイドルにどっぷり浸かっている状況から考えるに自分の感性は若者に限りなく近いのだ。


多分、私は彼らを暖かく見守ってやるべきなのだろう。


こんな文章を垂れ流している自分に新しい発見をした。
ずっと自分は亜弥さんの事を好きなつもりでいるだけじゃないのかと思っていた、自分を信用できない性質なのだ。
今回の件について自分はクールでいられなかった。
キショイかもしれないが、自分は松浦亜弥について本当に本気だったのだ。