優しい時間


番組にご縁がありまして、この番組を意識しているわけではないのですが欠かさず観ています。
帰宅すると丁度放送が始まる時間だったりするわけです。


倉本聰さんのドラマが好きです。
ドラマって話題性のために必ず事件を起こそうとするじゃないですか、ありえねーよ!ってツッコミを入れたくなるような展開があったり。
彼のドラマにはそれがないんですね。
主役級の人たちがいて彼らが生活する環境がある、カメラはそれを淡々と追っているだけなんです。
わざわざ事件なんて起こさなくても物語自体から感じられる、やさしさや、切なさ、それ自体が話題性なんです。


二宮和也さんの演技を見ていると、長澤まさみさんの役は亜弥さんでもよかったんじゃないのかななんて彼女に失礼なことを感じたりします、彼と亜弥さんが出演したあの映画のせいですね。
亜弥さんにもこんな役が来るようになったらいいなあって思います。


大竹しのぶさんの役どころって何なんだろう。
亡くなったひとなのに寺尾聰さんと語り合うシーンがあって、それが毎週の締めになるんですよね。
寺尾さんの自問自答のシーンなんでしょうけれど、そのまま解釈すると想いが強すぎて奥さん成仏できていないんじゃないのなんて情緒のないことを考えちゃったりします。


北海道の自然はいいですね。
北海道に旅行に行くと、”ここにはまだ神様が生きているんだなあ”っていつも思います。
大地から溢れ出す精気が桁違いなんです。


自分はいつものスタンス*1でこの物語にどこまでついていけるんだろう。
最後までいけたらいいなあって気持ちがあります。

*1:観ようと意識せず成り行きにまかせること