あやや回路
自分にはあやや回路が埋め込まれているらしい、場所は深層心理。
この回路は、意識、無意識に関わらず目の前の状況を松浦亜弥に結び付けようとする。
買ったばかりの週刊少年サンデーを読んでいた。
「からくりサーカス」
自動人形(オートマータ)と生命の水(アクア・ウイタエ)によって不死となった人間(しろがね)の闘いの物語。
藤田和日郎先生の力作だ。
今週号はミンシア(中国人女性、美人、黒髪で肩までのショート、映画スター、チャイナドレス着用)と自動人形の闘いが描かれていた。
自動人形は賭け事を武器にする。
自動人形との勝負に負け続ける彼女は、代償として彼の要求するコスチュームに着替えなければならない。
衣装を着替えるうちに彼女はサンバのダンサーのようになっていた。
その時…。
いきなり、ミンシアに亜弥さんが重なった。
あやや回路は亜弥さんの何とミンシアを結びつけたのだろう。
ライブ衣装、若しくは「桃色片想い」の衣装だろうか。
回路は自分の思考をさらに飛躍させる。
もし、これが映画化されたなら、亜弥さんにミンシア役をやらせたらどうだろうか。
直感的な閃きは錯覚なのか、本当に彼女に似合っているのかわからなくさせる。
こんな経験が何度もある。
松浦亜弥が自分の一部となってしまっている、心に棲んでしまっているのだ。
あやや回路は少しのきっかけで作動し松浦亜弥を思い出させる。
それは自分を忘れて欲しくないという亜弥さんの心の投影なのかもしれない。