あの日にかえりたい。
日テレ制作のユーミンのドラマを観ました。
ユーミンというより、キャンティという店で青春を過ごした方々の物語でしたね。
正直なところ、このドラマに亜弥さんが出演していなかったら観ていませんでした。
ドラマがどういう展開になるのかわからなかったので最初から観始めました。
著名人が集い語り合うキャンティという店がある。
そこに行って、そういったひとたちとひと時を共にする事が当時の若者のステイタスだった。
わたしの場合、こういった話に引き込まれます。
憧れるんですよ、昔を生きたひとたちに。
昔のひとは、現代人に比べて洞察力が優れていたように思えて、
自分を主張していたように思えて、
心のない歯車って表現は当てはまらなくって、どのひとにも生命があったように思えて。
世の中に今よりも面白いことがたくさんあって、やる気になれば何でも出来ていたような気がして。
それは自分の妄想だとわかっています。
でも、過ぎ去りし時代は自分にそれを感じさせない。
当時の若者がキャンティに行きたがった理由はオトナたちが面白かったからです。
著名人たちの考え方や、話される話題や、ものごしや、そういったものに興味があったからです。
有意義な部分は自分の肥やしにしたいと思ったからです。
もし、これが現代の若者であれば、著名人が来るからというのが動機となるでしょう。
ものの考え方とか、話題なんか聞きたいなんて思わない。
見物がしたいだけです。
現代はそんな世の中だと思います。
他人の発想に興味など覚えない、自分本位な時代です。
今回、様々なジャンルからアーティストが集まり歌を披露しました。
そして、おそらくアイドル代表として亜弥さんが歌ったのです。
亜弥さんの「ひこうき雲」を久しぶりに聴きました。
前回は淡々と歌っているだけだったのですが、今回は雰囲気出てましたよねえ。
映像だったからというせいもあったかもしれません。
ただ、すごく切なかった、泣きたくなりました。
おそらく、「THE LAST NIGHT」を歌ったことが彼女を成長させたのだと思います。
日テレは、昨年年末の「Happy Xmas Show!」といい、音楽を絡めたすごくいい番組が作れる会社だと思います。(すごく腹立たしい番組を作る時もありますが)
こういった企画はどんどん増やしていって欲しいですね。
このドラマ、保存版にしたいと思います。