受身 - 前夜 -

夢を見ました。
夢の中のわたしは頭を下げていました。
それは土下座だったかもしれません。


自分の対面に中村雅俊さんがいました。
いいえ、それは夏八木正平先生だったのです。


”受身を教えてください。”
わたしは懸命にお願いしていました。


”しかし、柔道でなくても、
 君には合気道があるじゃないか。”
彼はきりりとした表情でわたしに言いました。


合気道をやっているのはうちの娘であるはずなのに、
夢の中のわたしは、それが自分の事であるように感じていました。
少し困って、決心したように、


”それでも、先生に教えて頂きたいのです。”
そうお願いしていました。