革新

巷がエースとは何ぞやという話題で盛り上がっているのに、
妄想がウリのここがダンマリを決め込んでいるのは如何なものか。という事で、
モーニング娘。に7期として参入してくるエース像について考えてみたい。


歌がうまい、ダンスがうまい、表情が可愛い。
エースの資質というものを率直に考えてみるとどうしても表面的な部分に囚われてしまう。
だが、そういった人材であれば新しくオーディションなどしなくてもエッグ辺りにいそうだ。
そこから選出すればいい。


それなのに、あえてオーディションを行う意味は何なのか。
恐らく、エースについてこちらのとらえ方が違うのだ。


今までの娘。は、つんく♂さんの想いをどれだけ忠実にこなせるかを要求されてきた。
娘。だけではない。
ハロプロに所属するのであれば、誰でもそれが当たり前の事だった。
彼女たちにとって、つんく♂さんは神のような存在なのである。


近頃、つんく♂さんは歌い手たちにカバー曲を多用し始めている。
他所の方に楽曲を依頼することも増えた。
その理由は、おそらく飽和状態。


彼の才能が枯れてしまったわけでは決してない。
今や、つんく♂さんは大きなイベントの企画をこなすようになった。
昔のようにじっくり楽曲作りに費やせる時間がなくなってしまっているのだろう。
発想はいくらでも溢れてくるが、それをひとりでは賄いきれないのである。


その辺りから彼のいうエース像が見えてくる。
次につんく♂さんが要求しているのは、彼の発想を聞き取って形成できる人間なのではないのだろうか。


機転が利く、応用力がある、発想力が豊か。
年齢制限が設けられた理由も彼にそういった思惑があると想定するのであれば納得できる。
現メンバーでそれに一番近い資質を持っているのは矢口真里さんだろう。
ミニモニ。は彼女が生み出したユニットだった。
そういった能力者が加われば、つんく♂さんの発想のみならず、自分の閃きも娘。に取り入れていくことだろう。


はたして7期は選ばれるのだろうか。
そういう人材をつんく♂さんが欲しているのであれば、該当者なしという結果も有りうる。


自分としては、この妄想が当たっていてほしいと思う。
もし7期が選ばれる事があるのなら、それは革新の始まりだからだ。
モーニング娘。は、自分たちのやりたい事を自由に表現できる集団に生まれ変われるのである。