ゲーム

なっちさんのピロリンを歌う姿に、”ああ、彼女はアイドルだったんだ…。”
といった今更な感慨を受ける。


また誤解を受けるといけないので説明するが、(なっちネタは気を使うなあ)
安倍なつみというアイドルは、娘。を卒業したことでもうひとつ上のランク(脱アイドル的な存在)になったという概念が自分にあった。
自分の勝手な思い込みだ。
そのため、彼女についての評価が辛くなったのだ。


ピロリンはアイドル的な楽曲だと思う。
歌に元気があって、ダンスが弾んでて、観るものにキラキラを感じさせる。
アイドル的な楽曲というのはそういうものだと思う。


ピロリンは、亜弥さん的な楽曲だと思う。
真希さんのような迫力でグイグイ引っ張っていくタイプではない。
ステージ上を走り回りながら、みんなを煽り場を盛り上げていく。


安倍なつみをソロアイドルにするのが組織の思惑とするのならば納得できる。
今迄の楽曲についてもそれでいいと思う。
ただ、どうしても亜弥さんと路線がかぶってしまうところが気になるのだが。


考察してみる。


松浦亜弥の商品価値が上がり、市場が彼女をアイドルと見なさなくなってきた。
当然、楽曲も、出演するメディアも、市場のニーズに合わせて変えていかなければならない。


そうすると、今迄あややが君臨していたポストが空くことになる。
そのポストの後任として白羽の矢が立ったのが安倍なつみだったのではないのか。


そうであるのなら、ふたりにとって今は過渡期と考える事ができる。
ダブっているふたりの路線は今後どんどん離れていく。


彼女たちを駒にしたゲーム。
将棋やチェスが思い浮かんでいやなのだが、組織の戦略はそれに似たものなのではないのか。
そう思えた。