予感


   嫁さん「このコ、そのうち姉さんを食っちゃうよね。」
   わたし「やっぱり、そう思うかい。」
   嫁さん「うん、だって姉さんはモーニング娘。を捨てきれてないもん。」


安倍麻美さんの映像を観ながらのふたりの会話です。


わたしの場合、あさみんに特別な想い入れがあるからそう感じるのだろうかと思っていたのですが、
アイドルに興味のない第三者に言われると現実味が増してきます。


なっちの心構えだけの問題じゃないと思います。
彼女に提供される楽曲自体が娘。の延長、つまり新鮮でない気がするのです。


娘。という昔取った杵柄が彼女の最大の武器である事は間違いないのですが、
それでは何のためにソロになったのかわからない気がして。


カオリンのように集団とは異なった個性をソロに持たせる事は無理なのでしょうか。


やるのであれば、いづれではなく杵柄が効いている今でなければならないと思えます。
いっその事、なっちの楽曲を他のひとに任せてしまったらどうだろう。
全然違う思想でプロデュースされても、杵柄の効力は全く衰えないだろうし、
それは冒険でもなんでもない気がするのです。


老婆心でしょうか。


妹の地道な努力が、いつの日か姉を凌駕してしまう。
そんな予感がするのです。