転換

ジャズ・シンガーあややの影響で少し突飛な事を思いつきました。


カルテットといわれる形態があります。
ジャズでいえば、
   ピアノ
   ドラム
   ベース
   サックス
という具合に、4つの楽器で音楽を奏でるやり方をそういいます。
(あ、楽器はこれに限定されません)
4つの楽器の音色が協調することでたまらない情景が生み出されます。


ジャズの場合、協調をあえて崩すような奏法をしたりする時があります。
楽器に自分を主張させるのです。
それぞれの楽器が全音域を使い奏者の感性を具現させます。


大切なのは奏者のかけひき。
それぞれの奏者が勝手に自分の世界を表現していたのでは、不協和音を撒き散らすばかりですから。


例えば、楽曲がピアノで始まったとします。
奏者は、流れるようなフレーズを繰り返してもよいし、
いきなり、かき乱すような激しい曲調に切り替えてもよいわけで。
感性の赴くままにやるわけです。


他の奏者はピアノをに追従しているわけですが、ただ奏でているわけではなく
ピアノが伝えてくる一種のサイン。
今まで高域を叩きまくっていた音色が限界を迎え一拍落ちる。とか、
フレーズが一瞬だけ単調に変わる。とか、
先行していた楽器が、次の楽器に道を譲るきっかけ待っています。
譲られた楽器は、ピアノの後を引き継いで他の楽器を引っ張る役目を担うわけです。


4つの楽器による起承転結。
そんな事を繰り返しながら楽曲を組み立て最終的に静かなフレーズに持ち込んで
演奏に幕を引いたりします。


さて、
長い前振りでした。いよいよ本題です。
モーニング娘。のメンバーを楽器に見立ててそれぞれの世界を主張させたら
どうでしょうか。


モーニング娘。ではメンバーが多すぎて無理がありますね。
では、プッチモニであればどうでしょうか。


ユニットの性格を考えた時、
   タンポポ  … 協調
   プッチモニ … 主張


であったと思うのです。


プッチモニのメンバー
   吉澤ひとみ
   小川麻琴
   アヤカ


に、ジャズ的な楽曲をやらしてみたらどうかという発想なのです。


楽器がやっている事を人間に見立てて表現させてみる。
往年のプッチモニを上回るフレーズ。
ある意味とんでもない楽曲が生み出される気がするのです。


型にはまらない曲風は、つんく♂さんのお家芸
彼はロックを志して今まで楽曲を世に送り出してきたのですが、
新しい風を取り込んでもいい気がするのです。


ジャンルに節操のない曲作り。


それが、ハロプロ老舗ユニットの展望。
そして、モーニング娘。の展望になればいいな。
などど思いました。