出張報告

KeLLy」 2月号を購入してきました。
今月号には、名古屋爆音娘。のルポが載っているのです。

いくら自分が参戦したイベントのルポが載っているとはいえ、名古屋の女性向け情報誌なので、
おじさま世代のわたしには全く興味が無く、ルポは雑誌のほんの1ページという事もあり、
立ち読みで済ませようと思ったのです。


ところが、爆音娘。について、嫁さんが興味深々でして。
買うべきだ。
いや、是非、買いなさいという話になりました。


ことばつむぎ」管理人のチャーリィさんに爆音娘。に誘われた時も、


   ”行ってくれば。”
   ”経験すれば、あなたの知識のはばもひろがることだし。”


と、快く送り出してくれた事もあり、
(あの時は、あまりにすんなり快諾されたので唖然としたのですが)


   ”わたしが読みたいのだから文句があるの。”


と言われれば、
無下に拒否する理由も無く、360円と安価であることも手伝って購入する事となりました。


ルポの方法もいろいろあるのですが、
ただ、訥々と文章をかさねるだけでは、内容が読者に伝わらない場合が多いのです。
それを補うために写真を使用します。


今回のルポに割かれる紙面は1ページのみなので、これに写真をの載せた場合、今度はルポの内容が
薄くなってしまうわけです。


両方を満足させるために、この雑誌で活用されている手法はイラスト。
漫画の1ページのなかで、登場人物(ルポなんで、当然、実在のひと)にイベントの内容を語らせる。


この手法はかなり合理的です。
写真を使用すれば、写真に目を奪われてしまい、文章を読んでもらえないかもしれない。
文章だけならば、取っ付き難く、興味のないひとには読む事すらしてもらえないかもしれない。
イラストならば、誌面を開いた時点で一瞬で内容が伝わります。
興味が湧いた方は内容を追うでしょう。
ぎっしりと文字が並んでいるわけではなく、僅かな時間で全てを把握できる事もあり、ちゃんと
読んでもらえる。
1ページという内容は、読者の気がそれる前に読みきれる量なのですね。


読み終わった後の嫁さんの反応は、高笑い。


   ”な、なんやねん…”


普段、コンサート参戦とかの話になるといい顔をしないのに、
これは、どういう風の吹き回しなのだろう。


   ”これで、あなたもこのひと達の仲間入りね。”


かなり、ウケて頂いたようだった。
つい、苦笑してしまった。


   ”残念ながら、俺は彼らの視界には登っていけないよ。
     生活の大部分を娘。で占めさせる事はできないし、
     もう、若くないし、
     まわりの状況も許さないし。”


雑誌を購入したという事になれば、当然、家族で品評会(さらしものという表現でもよいですが)と
なるわけでして。
わが娘がルポを読みきって一言。


   ”キモい。”


とほほ…。
だが、娘よ、キミの反応は正常だ。


確かに客観的に見れば、さらに女性の観点からすれば爆音娘。はキモいと思う。
あれを容認するためには、モーニング娘。を全肯定し、自分も彼女たちと同じ高みに到達
したいという情熱が必要なのです。


様々なサイトでモーヲタさん方のマナーの悪さが指摘されています。


わたしは、爆音娘。のようなイベントは大賛成です。
でも、それを娘。コンサートまで持ち込む事は賛成できないと思っています。


コンサートには、たくさんのファンが娘。を応援するために集まります。
ひとり一人が、娘。を、あややを、ごっちんを応援したいという気持ちは変わらないハズです。
でも、みんなバラバラな応援をしていたら、せっかくの情熱もステージには伝わらないと思います。
自分の行動にメリハリをもたせ、ファン同士が気持ちをひとつにする事が最高のステージを
生む事につながると思うのです。


ステージ上の彼女たちが辛い時、悲しい時、コンサートの節目で行われる会場いっぱいのサイリュウム。
会場の全員がひとつにまとまった瞬間。
あれがコンサート全体に拡がる事を、ステージ上の彼女たちも望んでいると思います。


生意気な事を言いましたが、わたしの正直な気持ちです。