可憐

ZYXの新曲「白いTOKYO」のPVを観させていただきました。
さっそく、感想です。


   ”お子ちゃまの成長は早いなぁ…。”


最初にそれに驚きました。
メンバーそれぞれが前曲の「行くZYX! FLY HIGH」に比べて着実にオトナになっています。
当然、お色気はありませんが。(当たり前やろ)


それから、心に浮かんだのは、タンポポの名曲「王子様と雪の夜」でした。
いや、あれとは少し感じが違いますかね。(どっちなんや)


思うに…


このPVは雪をすごく意識して作られています。
彼女たちが着ている真っ白な綿毛の衣装や、キラキラ輝く雪のCGとか。
さらに肝心なのは舞い降りて来る雪でないと意味がないということ。
積もった雪ではダメなんです。
純白。
純潔。
無垢。
空から舞い降りて来る雪に少女たちを投影させた。
そんな意図がある気がします。


絵的に心に浮かんだのは、山下達郎の「クリスマスイヴ」のCMでした。
帰ってくる彼氏を女の子が駅で待つアレです。


それから…


これだけは絶対言えます。
このPVの推しは、メンバーそれぞれが魅せる表情(笑顔)です。
みんな、とてもいい顔をしています。
見ていて心が和む表情をするんですよね。


ここからは、大妄想モードに切り替えます。
イメージで捕らえて下さいね。


…・…・…・…・…・…・…・…・…・


クリスマスイブ。


煉瓦造りの建造物。
自分より大きな柱に背中をあずけて彼を待つ少女。
胸に抱いているのは、彼に渡すクリスマスプレゼント。
とても大切な贈り物。


   ”寒い。”
   ”でも、寒くないや。”
   ”あぁ…早く来ないかな。”
   ”少し早く来すぎちゃったかなぁ…”


取り留めのない想い。
一瞬、彼女の視界を白い何かが遮る。


   ”あれ…”


ふと、空を見上げる。
舞い降りてくる白い妖精たち。


   ”ふふっ、寒いはずだね。”


表情がほころぶ。
無意識に抱きしめるプレゼント。


   ”ふぅ…”
   ”遅いなぁ。”
   ”何やってんだろ、アイツ。”


もたれていた柱から身を起こす。
自分が先ほど入ってきた門の辺りに見知った影を探す。


   ”あ。”


やっと、やってきた彼。
彼女の心に暖かいものが、たくさん、たくさん溢れはじめた。
少女は、今まで感じていた寒さが気にならなくなっていた。


…・…・…・…・…・…・…・…・…・
このPVはクリスマスの翌日(12/26)発売なのですね。
クリスマスイブに発売ならよかったのに。


最後に余談ですが、


ZYXの楽曲を聴くと、どうしても踊り狂う男たちがチラついちゃうんですよね。
爆音娘。の影響です。
次の爆音娘。でこの曲もオドリストさん、マワリストさんの課題曲になるんだろうなぁ。
なんて。