転身。

ミニモニ。「CRAZY ABOUT YOU」を試聴する機会に恵まれた。
(度々ですが、UP職人さん感謝です。)


曲調、歌詞、衣装、すべてが今までのミニモニ。と変わってしまった。
もう、”ぴょん”は出てこない。
そうであるが故に曲の感想を書く気持ちになった。


この曲はただ聴き流すにはもったいない曲だと思う。
歌詞がとても良いのだ。
冒頭、なめらかな英語で始まり(ミカだよね、絶対)歌に移行していくのだが、この部分の訳が
グッとくるのだ。


   I want to believe this love is true・・・・
   the love you express to me.
   (今は、この愛を信じたいわ・・・
   あなたが言ってくれた愛の言葉を信じたい。)


   The future can only tell if this love is true or not, right?
   (もし、ウソだとしても、
   それは未来にならないとわからないわ。そうでしょ?)


   As for now, I love you with all my heart
   and nothing can get in the way.
   (だからこのままでいいの。私の愛は誰にも邪魔させないから)


けなげさと強さ。そんなものがビンビン伝わってくる。
ばかだねぇ。オレってさ。
すごく切ない。胸が熱くなって…。


   いつも輝いている。
   笑っている、頑張っている。
   そんな彼を遠くから見つめるだけの少女。


   彼女はそれでよかった。
   ただ、彼のことを遠くから見つめていられれば。


   そんな彼女に転機が訪れる。


   彼が…彼がわたしを見ている。
   見つめるのはわたしの役目だったハズなのに…


   「キミはボクにとって特別な存在なんだ。」


   え…
   頭の中がまっしろになった。


   「何を…何を言われたの…」


   ありえない。
   絶対、耳にすることができないと思っていたコトバ。
   わたしが一番望んでいたコトバ。


彼は彼女の気持ちに気づいていた事になる。
いや、彼の気持ちが彼女を惹きつけたのか。


   幸せ。


   電話もしたい。
   ふたりで街も歩きたい。
   毎日逢って、おしゃべりして。


   あなたはどんな女の子が理想ですか?
   わたしはあなたの理想になれますか?


   そのままがいいですよね?
   あなたは飾らないわたしを好きになってくれたのだから。


   聞きたい。
   たくさん、たくさん、あなたの事を。
   でも、聞けない。


   今が一番幸せだから。   
   あなたはわたしの生涯の愛そのものだから。


一途。
あやういくらいの一途さと受身の愛。


何故か紺野の顔が浮かんだ。
やさしげな面持ちとは裏腹に強い意志が見え隠れする娘。
この台詞を彼女がつぶやくシーンを見てみたい。


今までのミニモニ。とは全く変わってしまった。
オトナのムード。
今まで築いてきたもの、子供層への影響はどうだろうか。などど心配しても始まらない。
多分、今の子供たちはそんなにヤワでなく、しっかり今回のミニモニ。に順応していく気がする。
子供だろうとヲタはヲタなのだから。