そんなあなたにめぐりあい
映画版「機動戦士ガンダム」全三部作の三部作目をモチーフに製作され、
今回新しく発売されるゲームである。
暑い…
夏の日差しが肌に刺さるようだ…
少年はうんざりした表情で空を見上げる。
…
ふと、視界の端に何かが映った気がした。
少年はそれが何か確かめるために目を彷徨わせる。
そこには…
このゲームのTVCMの冒頭の部分だ。
次のカットで現れるのは、連邦軍の仕官ミウ・タキザワが征服の襟をはだけ
扇風機の前で涼んでいるシーン。
このゲームの中で釈由美子さんは、ミウ・タキザワを演じる。
暑さのために上気した顔、汗が滴り落ちる首筋。
たまらない表情だ。
初めてこのCMを見た時、わたしは彼女と別の人物を見間違えてしまった。
安倍なつみである。
前になっちの「22歳の私」の店頭ポスターを見て釈由美子さんに間違えた事を
書いたが、今度はその逆をしてしまった。
彼女の艶のある表情を、オトナなっちだと思ってしまったのだ。
す、凄まじい…
自分は一体、なっちに何処まで魅せられるんだろう。
何て事をわずかゼロコンマ何秒の間に思い浮かべてしまった。
(バカだねぇ)
釈由美子。
ヤングマガジンミスキャンパスグランプリでグランプリ受賞(1997年)
以来、成長し続ける名女優である。
(素の会話を耳にすると彼女の世界観の凄さを思い知らされるのだが)
彼女の代表作、凛とした女性を演じさせたらピカ一だと思う。
(そういやぁ、ポケモンの声優もやってたな)
で、今日の結論である。
おそらく、自分でも意外な事だが、歴代モーニング娘。のメンバーのなかで
一番艶のある表情、演技が出来るのはなっちじゃないのかって思い始めた。
なっちと釈さんを見間違えた時は自分を笑ったさ。しかしだ。
「22歳の私」のポスター、あの表情が出来るという事は、釈さんの全身から
溢れ出さんばかりの色気と同質のものをなっちも具現できるという事にならないか。
なっちはソロで歌いたいと言った。
ソロデビュー曲。申し分のない出来だと思っている。
でも、それだけじゃないぜ。歌だけで終わる彼女じゃない。
モーニング娘。の他のメンバーを引き立てるための演技じゃなくて、
なっち自身の情熱、色気、感性が最大限に引き出された演技が観てみたい。
そう感じる。
彼女主演の映画って興味あるだろ。
本当の安倍なつみの凄さを全身で感じたいだろ。