ヲタとしての心得

時間(とき)は流れる。
自分たちも、当然、モー娘。のメンバーも年老いていく。


モーニング娘。に出逢って、メンバーの誰かの輝きに惹かれヲタになった。


自分を突き動かしているのは、はたして今現在の推しメンの輝きだろうか。
勘違いをしていないか。
ヲタになった当初の輝きをずっと引きずっていないか。
あの頃から心身共に成長した彼女たちをちゃんと見ていないのではないか。


加護亜依辻希美
姉妹のように仲良しのふたりである。
モー娘。参入当時の彼女たちはまだあどけない少女だった。
しかし、今の彼女たちはあの頃から明らかに変わり始めたと思う。


今まではふたりとも同系の輝きを見せていた。
歌でもコントでもふたり一緒だったから比べやすかった。


しかし…


近頃、辻希美のほうが輝きが増した気がするのだ。
加護亜依を圧倒する程の何かが彼女から溢れ出している。
最初は何が変わったのかわからなかった。


そして気づいた事がある。
辻希美加護亜依よりも1つ年上である。
辻希美を今輝かしているのは、少女から女に脱皮する過渡期の輝きではないか。


そういえば、辻希美加護亜依コンビのバラ売りが増えてきているような…。
モーニング娘。での辻希美の役割りが変わってきた証拠だろう。


加護亜依辻希美に娘。参入当時の姿を投影していないだろうか。


…・…・…・…・…・…・

安倍なつみ
卒業を惜しむ声。新しい船出を激励する声。


「娘。の頃のなっちがよかった。」


ソロデビュー曲「22歳の私」が、娘。時代のなっちのイメージからかけ離れて
しまったための声だ。


そうじゃないと思う。
明らかに今現在のなっちの姿が見えていない。
モーニング娘。が歌うジャンルの曲は彼女にはもう合わないと思う。
なっちはもう少女ではないのだ。
ねーさん(中澤裕子)と同質のオトナの曲が似合う年齢になっている。
当然、醸し出す雰囲気のオトナのそれなのだ。


ヲタであるのなら、今現在の彼女をちゃんと見つめてほしいと思う。